「グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」で宇宙の真理を学んだので感想を!
最近、様々な本を1日1冊以上読んでいる。
特に小説はかなり面白いので、他の種類の本より読んでいる。
だっておもしろいんやもん。
時間を忘れてついつい読んでしまうよね。これは仕方ない。
というわけで、はまっている小説の中でも面白かった小説を紹介したい。
その題名は、「グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」。
ジャンルはSF・ファンタジー。
この作品の何が面白いかっていつの間にか過去にタイムスリップしてるような感覚に陥る不思議な文章。
現代だったはずなのに、読んでいても気付かないうちに徐々に過去へとタイムスリップしていく。
この感覚は作品の幻に騙されたような、文章の波に飲み込まれてしまったような不思議な感覚に陥る。
物語の始まりは、主人公が過去に見たツェッペリン号が本物だったのか?を検証しようとするところから始まる。
そもそも、「グラーフ・ツェッペリン」って何?
この「グラーフ・ツェッペリン」は当時世界一の飛行船。
そして、世界初の世界一周飛行を成し遂げた飛行船でもある。
その世界一周飛行の最中に主人公の地元の土浦に寄港したという記録がある。
この「グラーフ・ツェッペリン」が日本に寄港したという出来事は作中から90年も前の昔の話。
だが、主人公の女子高生は小学生の頃の祖母の葬式で「グラーフ・ツェッペリン」をみたという。
これを主人公の従兄弟である天才から送られてきたゴーグルを使って真相に迫るという展開。
この送られてきたゴーグルの機能が物語のキーを握っている。
このゴーグルで風景を見ていると様々なタグが表示される。
そのタグには過去の出来事や施設、風景が保存されていている。
そのタグを表示するとゴーグル越しに風景や出来事が表示される。
これだけの機能だったはずだが、徐々に不思議なことが起きていく。
例えば、過去の人たちに話かけることが出来たり、主人公と従兄弟の感覚が一緒になっていったり、と不思議な出来事が起こる。
この小説で一番盛り上がる場面はおばあちゃんと電話をする場面だと思う。
だが、個人的に一番好きな場面は別にある。
「グラーフ・ツェッペリン」の追跡途中に、主人公が宇宙の真理にたどり着きかける部分だ。
その場面が、作者の考え方で宇宙の真理を科学的な根拠を用いて不思議と説得力のある考え方で語られている。
その文章を読んでいるときは、神秘的な感覚になるので一度是非読んで欲しい!
意外と短くて、1~2時間で読めてしまうの時間がない方にもオススメ!
では、ミナサマの日々の生活で真理を発見することを祈って。