わずか2000字!?「赤ずきん君と狼ちゃん」を感想と共に紹介!(小説家になろう感想)
忙しいという言葉を言う暇がない今日このごろ。
時間が空いたが今日も作品を感想と共に紹介したい。
作品名は
「赤ずきん君と狼ちゃん」
作者様は、ぼうし様。
https://ncode.syosetu.com/n0753fl/
ジャンルはファンタジー。
Twitterで紹介のリプを頂いたとき驚いた。
1話だけの短編。
なんとその物語の文字数がわずか2000字のみ!
多分紹介頂いた作品の中でも1番短いんじゃないかな。
物語の内容は、赤ずきんちゃんのIFストーリー。
個人的にIFストーリーは大好きだ。
IFの展開をつい妄想しちゃうんだよなあ。
あのキャラクターが死ななかったら?逆に死んでしまったら?
他の作品のキャラクターが登場したら?
こんなキャラクターが登場したら面白いかも?
ひどいときにはアニメのOPをお気に入りの曲を聴きながら妄想したり・・・
語っているだけで、黒歴史ノートが出来そうだなコレ。
でも、みんなやるでしょ?
え?やらない?自分だけ?
コホン・・・自分語りはこれくらいにして。
今回の小説は、おとぎ話のIFストーリー。
おとぎ話のIFストーリーといえば、真っ先に「ギャグマンガ日より」が思い浮かんでしまう。
だが内容はギャグとは全く違うようだ。
物語の主人公は都会の女子大生。
しかも未成年。
この子が赤ずきんちゃんなのかな?などと思っていたがどうやらこの子がオオカミのようだ。
え!?オオカミ!?
そう、この子の正体は「人食いオオカミ」。
まさかの人狼展開か?と思って読み進めると、早速本能の赴くままに人間を食べようとしている。
狙うターゲットは森にいる一人暮らしのおばあさん。
女子大生は寝込みを襲おうとする。
(字面だけみるとド変態だな。)
これ、おばあさん生き残るのか?まさかのおばあちゃん死亡END?
しかし、私の予想は大きく外れる。
なんとこのおばあさん、まさかの 武道の達人。
おばあさんを襲おうとした人食いオオカミは逆に、おばあさんに羽交い締めにされてしまう。
よわっ!人食いオオカミよわっ!!
おばあさんに対して、命乞いをするオオカミちゃん。
すると、おばあさんに助ける代わりに一匹の動物の世話を頼まれる。
そのまま、おばあさんは煙となって消えてしまう。
訳の分からないまま、指定された場所に行くとその動物と出会う。
その動物は人間の男の赤ちゃん。
この子がこの物語における「赤ずきんちゃん」。
赤ずきんの男の子を育てることが人間になるための更正のチャンスだと考えて育てることを決意。
そのまま、オオカミちゃんは無事男の子を育て、幸せに暮らしましたとさ。
おおまかだが、全体的にはこのような内容。
この小説は元々連載形式にする予定だったのだという。
そして、男の子が主人公の物語を書く予定だったらしい。
そのせいか気になる部分がいくつかある。
例えば、おばあさんの正体は?
なぜ、おばあさんは男の子のことを一人ではなく一匹と言ったのか?
オオカミちゃんの家族は?
なぜ人食いオオカミが日本人?
男の子の親は?
少し考えただけでも多くの疑問が浮かぶ。
勝手に妄想してしまいそうになるが、連載してもらえる可能性があるのでそれを楽しみにしておこう。
妄想したい人にも気軽に読みたいオススメなので是非どうぞ!
https://ncode.syosetu.com/n0753fl
しかし、短い作品なのにここまでまとまって、しかもきちんと完結している。
これも作者様の技量の凄さなのだろう。
これほどの作者様の連載作品も是非読んで見たい。
ではミナサマの妄想がはかどることを祈って。