小説「オカルトトリック」を読んだので感想を!
いつものようにアマゾンプライム・KINDLEで本を漁っているとおもしろそうな小説を発見した。
その本の名前は「オカルトトリック」。
登場人物は
など個性豊かな高校生たちである。
内容は、凛たち奇術部のメンバーたちが事件に巻き込まれたり、むしろ事件に首をつっこんだりしながら学生生活を送るという内容。
ありがちな展開だが、他の作品と違うのは「凛」と「禅」がどのように事件への関わり方。
例えば、ドラマの「TRICK」ではマジシャンがインチキ宗教家の起こす奇跡のトリックを見破るという展開。
だが、「オカルトトリック」は呪いを解いて欲しいという事件や人を呪おうとする女の子の事件などオカルトな事件が舞い込む。
その事件は奇術や科学的根拠を用いて解決もするが、最終的には陰陽道を用いてお祓いをするというオカルトをオカルトで解決するという意外な展開。
てっきり、「TRICK」みたいに手品のトリックや科学的根拠でオカルトを暴いていくという展開だと思っていた。
だからといって全てオカルトなオチというわけでは無い。
この小説では、オカルトは思い込みによって起こるモノだと考えられている。
その思い込みを新しい思い込みで上書きをするために陰陽術を使う。
この小説は3部で構成されている。
1部は、少女の呪いを解く話。
2部は、超能力を使えるという生徒と神社にあるワラ人形の呪いの関係性を暴いていく話。
3部は、文化祭と平行して「凛」とその家族の穢れを祓う話。
個人的に1番面白かったのは1部かな。
だけど、1,2,3部それぞれに色があっておもしろかったので是非全て読んで欲しい。
特に3部は同じ作品の中でも同じ作品とは思えない独特な雰囲気がある内容なので最後まで読んで欲しい。
ちなみに、この「オカルトトリック」には続編も存在するらしいので気になる人はそちらもチェック!
では、ミナサマの身に呪いが降りかからないことを祈って。