魔法少女と喋るステッキ!?「魔法少女になれたなら」を紹介!(小説家になろう 感想)
メチャメチャ有名なのに見ていない作品というのは意外とある。
例えば、映画では「君の名は。」とか「蛍の墓」とか有名な作品なのに見ていない。
いつかは見ようと思っているんだけどね。
しかも、金曜ロードショーとかで放送されまくっているんだけどね。
アニメでは、「魔法少女まどかマギカ」も見たことがない。
ていうか魔法少女モノをあんまり見たことない。
そんな魔法少女モノをあまり見たことない私にとっては新鮮な作品を紹介。
作品名は、「魔法少女になれたなら」。
作者様の名前は、倉橋美紅。
https://ncode.syosetu.com/n5071ex/20/
まずは、ザックリ内容を紹介。
主人公はオカルト好きな小学生の女の子。
そんな女の子がお風呂に入っていると変色したお湯の中に本が浮かんでいる。
怪しさ満開な本を開くと願いを要求され、気がついたら魔法少女になっていた。
魔法少女として、戦うことになった彼女の運命は?
ザックリだけどこんな内容。
今回は20話までの感想を書いていきます。
この作品で私は小説家になろうで初めての経験をする。
それは、第1話での出来事。
主人公の容姿が紹介されていないと思ったら、まさかの挿絵。
え!?「小説家になろう」って挿絵を挿入できるのか!?
全然知らなかった。
まあ、小説書いてる人で絵も描ける人なんてほとんどいないもんね。
文も書けて、絵も描けて作者様は多才だなあ。
努力を両立できる人って本当に尊敬できる。
挿絵の話はこれくらいにして、感想を書いていこう。
この作品の特徴はなんと言ってもテンポの速さ。
さっきまで風呂場でステッキと話し合ってたと思ったら、学校に登校中に敵に襲われ魔法少女として戦うことになっている。
更に1話あたりの文字数が多すぎないので、スラスラと読める。
あと、戦闘シーンね。
ていうか、戦闘シーンで血が流れていてビックリした。
もう最近は魔法少女たちも血なまぐさい戦い方をするのね。
おじいちゃんビックリ。
そして、作品の魅力はそれだけではない。
個人的一番面白かったのは、主人公とステッキの性格がおもしろく感じた。
主人公は小学生の女の子なのだが、この少女めちゃくちゃ性格が危うい。
怪しい本の言うことを聞いたり、さっきまで敵だったヤツに友達になろうと言ったり、周りの目も気にせず自分が魔法少女であることを叫んだり・・・。
家に帰って、お風呂に入ったら浮かんできた本とか怪しさ満載なのに、そんな本に願い事を聞かれてついつい答えてしまう。
こういうところに危険より好奇心を優先させてしまう小学生らしさを感じた。
そして、ステッキの方も中々個性が強い。
魔法のステッキがしゃべるのは驚かなかった。
今時、仮面ライダーのベルトも喋るもんね。
だが、ステッキの本質はそこじゃない。
このステッキ、超うざい。
人の話を聞かずにずかずかとつけ込んでくるタイプ。
そして、やっていることはヤクザなんだよな、このステッキ。
願望器だというが、願いを叶えようとする人たちから逃げようとしている。
なのに何故か主人公の願いは叶えようとする。
めちゃくちゃ怪しいな、コイツ。
強引に話を進めようとするところとか、完全にヤクザやん。
あと、口調も伸びていていい感じにうざいですぅ。
なんだか、主人公と一緒にぶん殴りたくなった。
こんな感じで主人公に感情移入したとは思わなかった。
しかし、このようなうざさもステッキの魅力となっているので、作品を一度読んで見て欲しい。
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では、ミナサマが日々の戦いに勝てることを祈って。