まさかの展開!?「龍人玉伝 ─世界ノ果てで幸福なティータイムを─」を紹介!(カクヨム感想)
生きてます。はい、生きてます。
AVENGERS見るまで死ぬつもりは一切ございません。
というわけで?作品を紹介していきたいと思います。
今回の作品はカクヨムの作品。
龍人玉伝
─世界ノ果てで幸福なティータイムを─
作者様は社 登玄 様。
龍人玉伝 ─世界ノ果てで幸福なティータイムを─(社 登玄) - カクヨム
ジャンルはSF×ファンタジー。
個人的にはファンタジーの方が強いと感じた。
(まあSFもファンタジーなんだけどね。)
作品の内容を簡単に説明すると以下の通り。
主役は、一万年前に封印された龍と龍と人間の間に生まれた少女。
その母親の魂を持った転生者を探していたら何故か戦に巻き込まれてしまう。
戦うことになった彼女たちの明日はどっちだ!?
本当にザックリまとめたらこんな感じ。
この作品を紹介して頂いたとき、
「この作品は母親の魂を持った転生者を見つけることが物語のゴールなんだろうな。」
と考えていた。
そう思い作品を読み進めると、
4話で見つかってるううう!!
早っ!そこがゴールやないんかい!
いきなり度肝を抜く展開に驚かされた。
こんな感じで予想を裏切られるような要素が数多くある作品だ。
例えば、眠りについてた龍の父様。
めっちゃ可愛い。
まず、見た目が可愛い。
青いウサギってどんだけギャップあんねん。
容姿が青いウサギはイナバの白ウサギとかの日本神話のウサギから来てるのかな?
父様は元々八百万の神っぽいしね。
主人公が月の武器を使うのもここから来ているのかも。
他にも可愛い要素はある。
例えば、母様の料理を思い出すシーン。
「たしかに彼女の料理は、いつでも美味で最高です。くっ……、たい焼きに、ふわふわのホットケーキ、旬のイチゴパフェ、ビターなチョコムースに、クッキー、紅茶マフィン、みたらし団子……。どれももう食べられないのですね」
女子高生か。相当の甘党とお見受けした。
しかし、娘思いの父親の一面も持ち合わせている。
生物の死に無関心な娘の悪いところを直そうとしてたり、自分で考えるように促したり良き父親であろうとしている。
ま、それ以上に母様にゾッコンなんですけどね。
日本が舞台かもしれないといったのも予想を裏切られた。
だって、グリフォンとか人狼、魔法みたいなやつが出てくるんだもの。
でも、日本で無い可能性も高いんだよなあ。日本に似ている地形と言うだけでもしかしたら日本では無いのかも。
一万年以上前の日本の地形を見せて似たような場所があると言っていたし。
普通なら地殻変動が起こって、地形がだいぶ変化していてもおかしくないだろう。
日本に別の土地かも?考えすぎかな?
推理小説ばっか読んでいると、疑うことばっかり覚えてしまうのでミナサマも要注意。
話を戻すと、 始め主人公の少女はいわゆる俺TUEEEE系の主人公だと思っていたのも裏切られた。
確かに、初戦はめちゃくちゃ強かった。
(これだけ強いと感じることが出来るのは作者様の文章力のおかげだろう。)
だが、すぐに同じくらい強そうなヤツが見つかる。
しかも、どうやら父様の方が圧倒的に強いようだ。
まさか、俺TUEEEEではなく、父親TUEEEEだったとは・・・。
この少女も強さこそ圧倒的だが、性格は可愛らしい。
無垢なのか、感情がすぐに出てくる。
特に、人間が生き残っていることを知り笑顔を見せるところは幼さとかわいらしさが垣間見える。
決めポーズにこだわってるのもギャップ。中二病かな?
ここまで予想が裏切られた部分は色々と紹介してきたが、まだまだ明らかになっていない部分もある。
ホログラムも出てくるし、主人公たちの文明のレベルは近未来で止まっているのか?
では、今主人公が味方している国の文明レベルは?
他の国はいくつある?
他の神々は?
過去に人間に裏切られたのはなぜ?
そもそも、どうして龍は人間と結婚した?
など、簡単に考えただけでもいくつもの疑問が浮かんでくる。
まだ詳しい世界観などが明らかになっていないので考察のやりがいがある今の時期にこそ是非読んで欲しい!
では、ミナサマが日常生活で予想を裏切るほどの活躍をすることを祈って。