個人的に大好きな漫画「寄生獣」を感想と共に紹介(リバーシもあるよ)
「寄生獣」という漫画を知っている人はいるだろうか?
「寄生獣」は結構古い作品なのだが、今なお人気を誇るマンガ史に残る名作のひとつ。
このマンガの特徴はなんと言ってもグロテスクな表現。
例えば、
- パラサイトに寄生された人間が、人間を食べるときに顔が八つに裂けて人間の顔を食べる。
- 顔が裂けてムチのような武器になり、人を切り裂く。
- 人間をバラバラにして食べる。
などなど、様々なトラウマ必至の場面が多々ある。
しかし、この作品はグロテスクさのみが評価されているわけではない。
他にも、パラサイトたちとの戦いは、戦闘だけで無く頭脳戦もあるので非常に面白い。
主人公のシンイチとミギーの関係性の移り変わりも友情を超えた存在になっていくので感動する。てか泣いた。
だが、一番の魅力はパラサイトたちと関わることで生まれる人間の在り方を考えさせられるシーンの数々。
人間とは何か?本当は人間の方が悪魔なんじゃ無いか?と思わせるセリフやシーンの数々。
ぞして、ゴトウとの戦いから理解できるパラサイトたちの立場。
そして、マンガの中で唯一出てくる「寄生獣」という単語の意味。
我々人間という存在がパラサイトよりもずっとグロテスクな存在なのかもしれないと思えるような内容だ。
グロテスクだけどカッコイイ、面白いけど哲学的な要素もある。
まさに日本のマンガ史に残る、残すべきマンガである。
個人的にも大好きな作品なので、興味のある人には是非読んで欲しい。
こんだけ評価されているが、10巻しかないので気軽に読める点もオススメ。
しかもこの作品は、最近外伝的な新作が発売された。
寄生獣本編の裏で起こっていた、何の能力も持たない少年と警察がパラサイトたちの正体に迫る作品。
始まったばかりなので、まだ評価はできないがかなり面白くなりそうだ。
特に主人公が本編のある人物との関係がこれから物語がどう関わっていくのか?と言う部分がめちゃくちゃ気になる。
この作品はあくまで外伝のような立ち位置なので、是非本編を見てから読むことをオススメする。
では、ミナサマがより面白いマンガに出会えることを祈って。