小説家になろうで面白かった作品「七欲の王〜封印から目覚めた魔王は再び神殺しを目指す〜」の感想を!
最近小説を読むことにハマりまくっている。
そんな私はついに「小説家になろう」に手を出してしまった。
正直、「小説家になろう」を読むまではライトノベルに憧れた中学生の黒歴史となり得る小説とかが横行しているのではないか?と考えていた。
だが、実際に読んでみて分かった。
めちゃくちゃ面白い作品がいっぱいある。
こんなに面白い作品が全部読める!しかも無料で!
そんな私は、どっぷりと多種多様な作品の魅力に取り憑かれていった。
そこで、今回は様々な作品の中から面白いと思った作品のうちの1つを紹介したい。
作品の名前は
七欲の王
〜封印から目覚めた魔王は再び神殺しを目指す〜
作者はシロサギ様。
物語は3000年の眠りから目覚めた魔王が神を殺すために、世界を知り、力を取り戻していくストーリー。
力を取り戻していくために7つの迷宮を制覇する必要があったり、序盤から戦闘シーンがあったりと少年漫画のバトルもののような展開である。
物語はいきなりおとぎ話調に始まる。
漢字が全くなくひろがなばかりの文章でいきなり心を掴まれた。
ひらがなで物語が語られることで、これはおとぎ話なのだと理解できる。
そのおかげで、後に語られる話からはかなりの時間が空いていることがすぐに理解できた。
もちろん序盤のつかみも面白かったが、他にも惹かれた点はある。
この作品を好きになったポイントの1つは、個性的なキャラクターたち。
側近の七欲は、それぞれキャラクターたちが個性豊かで、口調だけで誰がしゃべっているのか分かるので読みやすい。
だが、一番魅力的なのはやはり少女の姿をした魔王。
まず、魔王の口調が面白い。
言葉遣いは普段魔王のような威厳のある口調をしている。
だが、ときどき「ぶっちゃけ」とか「ぶっ放す」といった言葉を使っている。
ここから魔王が威厳のある性格だけでなく豪快で粗雑な部分も感じられる人間味のある性格なのだと分かる。
他にも、民衆の賞賛の声やお付きのメイドの存在がムズ痒く感じたり、冒険を楽しみに感じたり、意外と本来は人の上に立つような存在ではないんじゃないかな?と思わせるような気持ちや行動が現れている。
そういうところにも魔王なのに少女の姿だとギャップが正確に現れているので、言動のひとつひとつが非常に愛らしく感じる。
魔王の口調や考えはどんどん砕けて親しみやすいモノになっていくのもこの世界になれてきていることが表現されていて好きだ。
個人的に魔王のシーンで一番好きなのは「第16話」の人間の魔法に失望してライラに魔法を教えて貰うシーン。
魔王が人間に失望したときの思考がイラつきを全く隠せて無くて自分は悪くないと自分に言い訳しているのが姿相応で可愛らしい。
そして、戦闘シーンは作者様も力を入れているシーンなのだと分かるぐらいかなり凝っている。
もちろん技名など、かなり考えられている。
その中でも個人的に好きだったのは技の威力を表現だ。
技のエフェクトの説明だけで無く、どれだけ吹っ飛んだか?どれだけ地面がえぐれたか?で技の威力を表現しているので、魔王や周りの側近たちの強さが想像しやすくて非常に読みやすい。
後半には人間以外の生物の動きが細かく描写されているので、作者様の技量のすごさが分かる。
ここまで魅力を語ってきたが、まだ22話しかなくてこれからの物語の展開が非常に気になる作品なので、まだ読んでいない方々には是非読んで欲しい!
http://ncode.syosetu.com/n4672eu/
(上のリンクから読めます。)
続きが気になる作品なので、ブックマークも是非どうぞ。
ちなみに、感想をブログに載せても良い方がいたら教えて下さい。
では、ミナサマが面白い作品たちに出会えること祈って。