黒船より愛を込めて。

体は怠惰で出来ている。 Twitter ID:@PerioPerry

わずか2000字!?「赤ずきん君と狼ちゃん」を感想と共に紹介!(小説家になろう感想)

忙しいという言葉を言う暇がない今日このごろ。

 

時間が空いたが今日も作品を感想と共に紹介したい。

 

作品名は

 

赤ずきん君と狼ちゃん

 

作者様は、ぼうし様。

 

https://ncode.syosetu.com/n0753fl/

 

ジャンルはファンタジー

 

Twitterで紹介のリプを頂いたとき驚いた。

 

1話だけの短編。

 

なんとその物語の文字数がわずか2000字のみ!

 

多分紹介頂いた作品の中でも1番短いんじゃないかな。

 

物語の内容は、赤ずきんちゃんのIFストーリー。

 

個人的にIFストーリーは大好きだ。

 

IFの展開をつい妄想しちゃうんだよなあ。

 

あのキャラクターが死ななかったら?逆に死んでしまったら?

 他の作品のキャラクターが登場したら?

 あのキャラクターとあのキャラクターが戦ったら?

 こんなキャラクターが登場したら面白いかも?

 

ひどいときにはアニメのOPをお気に入りの曲を聴きながら妄想したり・・・

 

語っているだけで、黒歴史ノートが出来そうだなコレ。

 

でも、みんなやるでしょ?

 

え?やらない?自分だけ?

 

コホン・・・自分語りはこれくらいにして。

 

今回の小説は、おとぎ話のIFストーリー。

 

おとぎ話のIFストーリーといえば、真っ先に「ギャグマンガ日より」が思い浮かんでしまう。

 

 だが内容はギャグとは全く違うようだ。

 

 物語の主人公は都会の女子大生。

 

しかも未成年。

 

この子が赤ずきんちゃんなのかな?などと思っていたがどうやらこの子がオオカミのようだ。

 

え!?オオカミ!?

そう、この子の正体は「人食いオオカミ」。

 

まさかの人狼展開か?と思って読み進めると、早速本能の赴くままに人間を食べようとしている。

 

狙うターゲットは森にいる一人暮らしのおばあさん。

女子大生は寝込みを襲おうとする。

(字面だけみるとド変態だな。)

 

これ、おばあさん生き残るのか?まさかのおばあちゃん死亡END?

 

しかし、私の予想は大きく外れる。

 

なんとこのおばあさん、まさかの 武道の達人。

おばあさんを襲おうとした人食いオオカミは逆に、おばあさんに羽交い締めにされてしまう。

 

よわっ!人食いオオカミよわっ!!

 

おばあさんに対して、命乞いをするオオカミちゃん。

すると、おばあさんに助ける代わりに一匹の動物の世話を頼まれる。

 

そのまま、おばあさんは煙となって消えてしまう。

 

訳の分からないまま、指定された場所に行くとその動物と出会う。

 

その動物は人間の男の赤ちゃん。

この子がこの物語における「赤ずきんちゃん」。

 

赤ずきんの男の子を育てることが人間になるための更正のチャンスだと考えて育てることを決意。

そのまま、オオカミちゃんは無事男の子を育て、幸せに暮らしましたとさ。

 

おおまかだが、全体的にはこのような内容。

 

 

この小説は元々連載形式にする予定だったのだという。

そして、男の子が主人公の物語を書く予定だったらしい。

 

そのせいか気になる部分がいくつかある。

 

例えば、おばあさんの正体は?

なぜ、おばあさんは男の子のことを一人ではなく一匹と言ったのか?

オオカミちゃんの家族は?

なぜ人食いオオカミが日本人?

男の子の親は?

 

少し考えただけでも多くの疑問が浮かぶ。

 

勝手に妄想してしまいそうになるが、連載してもらえる可能性があるのでそれを楽しみにしておこう。

 

妄想したい人にも気軽に読みたいオススメなので是非どうぞ!

 

https://ncode.syosetu.com/n0753fl

 

しかし、短い作品なのにここまでまとまって、しかもきちんと完結している。

 

これも作者様の技量の凄さなのだろう。

 

これほどの作者様の連載作品も是非読んで見たい。

 

ではミナサマの妄想がはかどることを祈って。

 

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鬱展開かと思いきや・・・「ポアロの栞(しるべ)」(小説家になろう感想)

前回と同じように募集した小説を紹介したいと思います。

 

というわけで、紹介するのは

 

ポアロの栞(しるべ)

 

作者様はチャロぼう様。

 

ジャンルはファンタジー

 

だが、作品紹介には「復讐」という単語がある。

 

復讐モノということは鬱な展開かなあ?と思い進めながら読み進めていく。

 

と、早速予感的中。

 

いきなり主人公の孤児院燃えとるやんけ!

 

壮絶すぎる始まり。

 

と、思ったら次の話では傭兵同士がコミカルな展開を繰り広げている。

 

一気に揺り戻されたが、この後の物語は傭兵の1人である「ヘイス」の視点、盗賊の少女「ポアロ」の視点の両方の視点で進んでいく。

 

そして物語はこのヘイスがポアロの依頼を受けるところから始まる。

 

「王都までの護衛」という難しくなさそうな依頼ではあるが、盗賊の少女がトラベルメーカーなので最初の町からすらも出て行くことが出来ない。

 

始まりこそコミカルチックに話が進んで行くが、盗賊の少女の体が傷だらけだったり、「悪魔」という単語が出てきたりと不穏な空気も醸し出される。

 

ポアロのことを知る、老人や葬儀屋など敵か味方かわからない存在が数多く存在する。

 

ポアロの過去に一体何があったのか?

 

そして、ポアロの本当の目的とは?

 

二人は無事依頼を達成できるのか?

 

これ以降はネタバレになるので、君の目でよろしく!

 

https://ncode.syosetu.com/n5899ee/

 

私は1章までしか読めてないので、そこまでの感想を述べていきたい。

 

この物語で一番魅力的に感じたのは、この盗賊の少女と傭兵の掛け合いだ。

 

本来なら傭兵の方が盗賊をいさめる立場だろう。

 

だが、物語中では盗賊の少女「ポアロ」が傭兵「ヘイス」に良いようにされていく。

 

原因は二人の性格。

 

そして、この傭兵「ヘイス」の性格が物語を面白くさせている。

 

普段はまじめなくせに、少女に対して本気で挑発したり、逆に手玉にとられてしまったりする。

 

要するに、調子に乗りやすく感情を表に出しやすいタイプ。あと、変態。

 

さすがに胸の大きさで年齢判定しねえよ、ヘイス。

 

ヘイスは基本的に災難な目に遭うかわいそうな役所。

 

だが、すぐ盗みを働こうとするポアロのブレーキ役、もといツッコミ役になっている。

 

かと思えば、自分も領主の家に忍び込む羽目に。

 

ポアロを身を挺して守ったりと正義感はあるが、行動はそれに反しているという軸がぶれている

 

だが、そういう言動が人間らしさを醸し出して憎めないキャラクターになっている。

 

なんというか、アポロの面倒見のいいお兄さんのような印象を受けるんだよなあ。

 

ポアロ」も性格が面白いというか可愛らしい。

 

そのくせ過去のトラウマで銃だけでなく、銃口のように真ん中に穴が空いたちくわにさえおびえてしまう。

 

でも、人を殺すことはけっしてしない優しさを持っている。

 

そんな魅力的な二人の関係が今作の一番の長所なんだと私は思った。

 

まだ一章しか読んでないので、これからの物語がどのような展開をしていくのかが非常に楽しみだ。

 

興味のある人はぜひご一読下さい。

 

改めてURLを作品の貼っときます。

 

https://ncode.syosetu.com/n5899ee/

 

では、ミナサンが多くの作品に出会えることを祈って。

 

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面白いけど悲しい・・・「Evil Revenger 復讐の女魔導士」を感想と共に紹介!

ある日、ツイッターで「#RTした人の小説を読みに行く」というタグを使って作品を募集したところたくさんの応募を頂いた。

 

そのうちの作品のうちの一つが今回紹介する作品。

 

「Evil Revenger 復讐の女魔導士」

 

作者様はMST様。

 

 

ジャンルはファンタジーもの。

 

題名から間違いなく不穏な空気が漂うこの作品。

 

物語のプロローグはチェント・クローティスという人物が独白から始まる。

 

チェント・クローティスは過去に罪を犯したらしく、その罪の記録が今作のあらすじなのだという。

 

怖い始まりであると同時に、「人間失格」や「舞姫」と同じ主人公の罪の独白から始まる惹かれる出だしだ。

 

物語の1話ぐらいは、まだ鬱展開ではないだろうと思っていた。

 

しかし、そんな希望は見事に打ち砕かれる。

 

主人公は幼い頃に両親を亡くしていた。

 

兄と一緒に過ごしていたが、兄も12歳の少年で主人公も8歳の少女。

 

それでも貧しいながらも生活していたが、次第に主人公は兄から虐待を受けるようになる。

 

救いねえ。驚くほどに微塵もねえ。

 

文章がめっちゃ読ませる文章なので、一瞬で読んでしまった。

 

これだけのえげつない内容なのに食い入るように見てしまう。

 

それだけ臨場感のある文章。

 

そんな文章に感動していると、最後に「そんな日々が5年も続いた」という旨の文が。

 

絶望を畳みかけてくるなあ。

 

そんな風に思いながら読み進めていくと、兄の知り合い双子が登場しようやく虐待が収まる。

 

平和が訪れたかな?なんて安心するのもつかの間。

 

主人公は兄との日々を思い出し、兄を完全な悪魔として扱ってしまい、その兄を慕う2人をも疑い始めていた。

 

しかし、主人公たちは姫を助けたことをきっかけに物語、そして復讐の歯車がどんどん回りはじめていく。。。

 

ここからはネタバレになるので、続きは君の目で見てくれ!

 

Evil Revenger 復讐の女魔導士 ─兄妹はすれ違い、憎み合い、やがて殺し合う─ | 小説投稿サイトのアルファポリス

 

この物語での一番の魅力は「主人公の心境と性格」である。

 

以前、犯罪を犯した子供たちの社会復帰に携わる人の話を聞いたことがある。

 

その時、伺った中で一番印象に残っているのが「犯罪を犯した子供たちのほとんど虐待を受けていた。そして環境さえ違えば、君が犯罪を犯していたかもしれない。」ということ。

 

何を言いたいかというと、人の心は環境で歪んでしまうということ。

 

この物語の世界観は、ファンタジーだが人間の残酷な部分はリアリティがあるので読んでいて主人公の歪んだ気持ちにも共感してしまう。

 

そして主人公の性格だが、主人公は何事に対しても常に受け身。

 

子供のころから宿で兄の帰りを待ち続け、餓えるまで自分から行動を起こさないほど受け身な性格。

 

その主人公が認められてどんどん成長していく姿は愛着が湧いていた分、本当に救われたような気分になっていく。

 

そして認められ成長するが、愛する人の最悪を想像するだけで

しかし、この物語の魅力は主人公の心理描写だけではない。

 

戦闘描写も素晴らしい。

 

文章を読んだだけで、主人公の戦闘での華麗な動きが浮かんでくる。

 

後半、主人公が戦場に出て猛威をふるうシーンがあるのだが、そのシーンが臨場感と爽快感があり最高なのだ。

 

特に、ある人物との戦いはスピード感があるのに、その様子が細かい部分まで浮かんでくるように考えられて書かれている。

 

文章を読んでいるだけなのに、主人公が敵をなぎ倒している場面がまじまじと浮かんでくる。

 

ここまで、紹介してきたが作品自体は18話で完結する作品なので気軽に読める。

 

そして、最初は鬱展開だがずっと暗い雰囲気だけじゃない作品なので、そういうのが苦手な人も勇気をだして読んで欲しい。

 

いや、辞めといた方がいいかも・・・

 

最後のシーンも意見が分かれるかもしれないが個人的にはハッピーエンドだと感じた。

 

もし、MST様が他にも作品を書いて下さるのなら今度は明るめの作品を読みたいななどと思いながらこの記事を締めくくりたいと思います。

 

では、ミナサマの人生が恵まれたモノであることを祈って。

 

www.alphapolis.co.jp

 

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世界一の探偵の小説「シャーロック・ホームズの冒険」を読んで見た感想

私は小説が好きだ。

 

もちろん、ビジネス書や漫画なども読む。

 

マンガメッチャ好きだし。小説よりも読みやすいし。

 

でも、一番好きなのは小説なのだ。

 

その中でも一番好きなのが「推理小説」。

 

小学生のころは図書室にある「怪人二十面相」シリーズを読みあさり、

 

学生になっても「東野圭吾」シリーズを読んだりしている。

 

だけど、読んだことが無かった有名な小説シリーズがあった。

 

それが、「シャーロック・ホームズ」シリーズである。

 

別に今まで避けてきたわけではなかった。

 

が、何故か見る機会が無かった。

 

あるよねー。そういう作品。

 

未だに「君の名は。」見られてないし。

 

それは、置いといて・・・。

 

アマゾン・プライムのKINDLEで小説を漁っていると、

 

シャーロック・ホームズの冒険」が無料の対象になっていた。

 

これは、見るっきゃないでしょ!

 

今まで映画のシャーロック・ホームズしか知らなかったにわかだった。

 

だが、これからシャーロック・ホームズを読んで推理小説マニアへの一歩を進んで行こうと決意した。

 

実際に読んで見ると、思っていたのと全然違う!

 

まず、基本的に物語はホームズの相棒のワトソンが事件の記録をした内容がそのまま物語として反映されている。

 

なので、基本的に物語はワトソンの視点から進んで行く。

 

例えば、ホームズの事を「私の友人」と呼んだり、ホームズが推理しているときには寝たてたり、ただ待ってたりする。

 

しかもこのワトソン、意外と役に立っていない。

 

ついて行ったり、資料探したり、簡単な推理したり、護身用にリボルバーを用意したりと一応ついて行くが本当について行くだけ。

 

リボルバーも準備はしているが、ほとんど使わない。

 

てか、ホームズ弱くないってか強いから正直リボルバーいらないのでは?と思ってしまう。

 

そして、驚いたのは「シャーロック・ホームズの冒険」は短編集だったこと。

 

いくつもの事件をまとめて「シャーロック・ホームズの冒険」という一つの冒険になっている。

 

そして、一番の驚きは意外と事件解決しねえ。

 

法律が十分に整備されていない時代なので、犯罪を見つけても逃がして終わり、もしくは犯人が事故って死ぬ。

 

こんなのはまだまし。

 

貴族の男が結婚相手寝取られて終わったりしてしまう。

 

一番最悪だったのは依頼人が犯人に殺されてしまって、敵討ちをしようと思ったら犯人が逃走用に使った船が沈没して終わってしまう終わり。

 

基本的に推理小説は謎が解けてすっきりした終わりだから面白いのに、謎のまま終わってしまうのってどうなのコレ?

 

散々思っていたのと違うと言って来たが、内容はすんげえ面白かった。

 

ホームズの観察眼は全て理に適っていた。

 

だけど、常人には到底まねできるモノではない。

 

そこで、ホームズの天才の片鱗があらわれる。

 

わずかな情報と少しばかりの現地調査で誰も予想しない結論へと導かれる様はもはや美しい!

 

相棒のワトソンも一人ではどこか不安定なホームズを献身的に支えるが、ホームズの邪魔は決してしない、良き女房役になっている。

 

古典的な作品の一つと思って、見ていない人は是非見て欲しい!

 

どうやって見るか?

 

以下のサイトではなんと日本語訳されたシャーロック・ホームズシリーズを見ることが出来るのでマジでオススメ。

 

https://221b.jp/

「コンプリート・シャーロック・ホームズ

 

 オススメは「赤毛組合」。

 

シャーロック・ホームズの冒険」の中で一番面白かった!

 

是非読んで見て欲しい。

 

では、ミナサマの日常の謎が解けることを祈って。

 

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クセがすごい!「アマゾンプライムビデオ」の面白い変な説明文5選!

私はアマゾンプライムビデオが好きだ。

 

アニメからバライティ番組、海外ドラマまで何でも無料で見放題。

 

本当に数多の時間が吸い込まれた悪魔のコンテンツだ。

 

しかし、アマゾンプライムビデオを見てるとスゴイ気になる部分が出てくる。

 

変な説明文多くない?

 

もちろん普通の説明文が多いのだが、中には「ん?」と思わずにはいられない説明文がいくつか見つかった。

 

そこで、変な説明文の中でも気になった説明文を紹介したい。

 

 

 

みつどもえ」はギャグコメディのアニメ。

説明文は第三者が淡々と要点だけ説明するものが主流。

だが、この「みつどもえ」は各話主役視点で物語が語られる。

ふあっくし!!い、いやぁ、きょ、今日はあた…あたたた…暖かいっスね~。えっ?キャラ作りって何スか、みっちゃん!?うぅ…鼻水が止まらないっス。このまま鼻水が止まらなかったら、脱水症状を起こして死んでしまうっス…。はっ!鼻をかみすぎてティッシュが無くなってしまったっス!紙は我を見放したっス!!万事休すっス…。ふぁ、ふあっくし!!あぁ!今度は小生の粘着鼻水が、矢部っちにくっついてしまったっス!な、何とかしないと!

 

いや、内容が入ってこない!

 

「!」が多すぎるやろ!

 

確かに、楽しく読めるが内容の方は全く入ってこない。

 

しかもこの説明文は毎回物語の主役になるキャラクターが語ってくれるので、語り口調がキャラごとに違う。

 

妙に凝っていて楽しめるのだが、内容が入ってこないのはどうなのよ?

 

説明文の在り方について、考えさせられる説明文だった。

 

 

  • 雑すぎる説明文「SUIT/スーツ」

 

「SUIT/スーツ」は弁護士を題材にした海外ドラマ。

 

内容はめちゃくちゃ面白いのだが、それに反して説明文は内容がひどすぎる。

 

  • 「SUIT/スーツ」シーズン1・6話より

長年の親友から助けを求められ、マイクは面倒な立場に置かれる。

 

え?終わり?

 

短すぎるだろ!

 

普通の説明文は大体5行ぐらいある。

 

だが、まさかの一文だけ。

 

ちなみに他の話も同じような説明文だ。

 

他の海外ドラマも短いのかと思って調べてみたが、「プリズンブレイク」は短い方だったがそれでも3文。「24」は5文と普通の説明文だった。

 

やっぱり「SUIT/スーツ」が異常だったんじゃねえか。

 

ちなみに、この6話の話の内容は、

 

「麻薬の売人をしている友人と喧嘩別れになっていたマイクだが、その友人が捕まったと連絡が届く。麻薬から足を洗ったという友人と一夜を過ごす。だが、その友人の命を狙う連中にマイクも狙われてしまう。」という内容。

 

せめてこのぐらいは書いて欲しかったなあ。

 

確かに説明文は簡潔であるべきだが、その度合いを考えさせられる内容だった。

 

 

 

約束のネバーランド」はジャンプで連載されている人気作品がアニメ化された作品。

 

本来、説明文は各話の内容をまとめたもの。

 

そして、本編を見たくなるような内容であるのが普通だ。

 

だから、本編の内容のオチは語られることは普通ない。

 

てか、しちゃダメ。

 

その禁忌を犯した説明文がこちら。

 

必ず迎えに来ると約束し、4歳以下の子供たちを残していくことを決意したエマ。そして5歳以上の子供たちは訓練の成果を発揮し、ぞくぞくと崖を渡っていく。一方イザベラは本部に通報し脱獄を阻止しようとするが、崖の向こうにいるエマたちを目にし、ついに追うことを諦める。自分もかつてハウスで育った子供であったイザベラは、遠ざかっていく子供たちの背中を静かに見送るのだった---。脱獄が成功し崖を渡ったエマたちは対岸の森を駆ける。自由を手にした喜びとこれから生きていくことへの決意を胸にしたエマが森を抜けると、そこには彼らを祝福するような朝陽が輝いていた。

 

いや、オチ言うんかい!?

 

ダメだろ、言っちゃ!

 

このアニメは、主人公たちがどうやって脱獄するのか?そして、脱獄できるのか?

 

その部分がハラハラする作品なのに、脱獄成功って言っちゃったよ、オイ。

 

しかも「彼らを祝福するような朝陽が輝いていた。」という文は、本編の最後のED前の部分。

 

そこまで、言っちゃうのかよ。言っていいのかよ。

 

説明文はどこまで説明していいのかを考えさせられる説明文だった。

 

  • テレビ欄の番組説明文そのまま使ってる説明文

魔法使いの嫁

 

魔法使いの嫁」は2018年に放映された深夜のファンタジーアニメ。

 

基本的にまともな説明文ばかりなのだが、一話だけ気になる説明文があった。

 

人間とヒトならざるものたちの交流。息を呑む幻想的な光景。ときに残酷さを突き付けつつも、どこか温かみのある世界と、そこに生きる者たちの心の機微-。10月から好評放送中のアニメ「魔法使いの嫁」。第13話の放送を前に、第1話~第12話の見どころを振り返ります!もう一度見たい方も見逃してしまった方も、どうぞお楽しみに!

 

いや、テレビ欄の説明文やろ!

 

完全に流用されている。

 

決定的な証拠を見つけました、裁判長!

 

このアニメの説明文は手抜きです!

 

説明文の見たくない裏側を見てしまったような気持ちになるような説明文だった。

 

 

  • くっきーのクセがすごい滲み出てる説明文

野生爆弾のザ・ワールドチャネリング

 

野生爆弾のザ・ワールドチャネリング」は野生爆弾がMCをするアマゾンプライムオリジナルのテレビ番組。

 

野生爆弾がMCの番組なので、本編の内容はぶっ飛んでいるが説明文もかなりぶっ飛んでいる。

 

ベンベンベン 我っ我っ! 我に宿るは平家の怨念っ 謎の開運アドバイザー 邪人先生と行きやんせ アイドル連れて開運ツアーに 行きやんせ 行き行き行き行き 行きやんせ ベンベンベン あんたの奥さん、公園でパンティ売ってまっせ 

 

いや、クセがスゴイ!!

 

何書いてるの!?

 

内容全く分からん!

 

だが、本編を見たらわかるけど意外と本編の内容通りの説明文なのだ。

 

だが、初見では絶対に理解できない。

 

説明文が誰のためのものか考えさせられる説明文だった。

 

このように紹介した説明文はどれもクセがある内容だった。

 

だけど、本編はどれも面白く一見の価値があるので是非みて欲しい!

 

そしてこれから動画を見るときは、普段見てない説明文にも注目して欲しい。

 

 では、ミナサマの視野が広がることを祈って。

 

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小説家になろうで面白かった作品「七欲の王〜封印から目覚めた魔王は再び神殺しを目指す〜」の感想を!

最近小説を読むことにハマりまくっている。

 

そんな私はついに「小説家になろう」に手を出してしまった。

 

正直、「小説家になろう」を読むまではライトノベルに憧れた中学生の黒歴史となり得る小説とかが横行しているのではないか?と考えていた。

 

だが、実際に読んでみて分かった。

 

めちゃくちゃ面白い作品がいっぱいある。

 

こんなに面白い作品が全部読める!しかも無料で!

 

そんな私は、どっぷりと多種多様な作品の魅力に取り憑かれていった。

 

そこで、今回は様々な作品の中から面白いと思った作品のうちの1つを紹介したい。

 

作品の名前は

 

七欲の王

〜封印から目覚めた魔王は再び神殺しを目指す〜

 

作者はシロサギ様。

 

物語は3000年の眠りから目覚めた魔王が神を殺すために、世界を知り、力を取り戻していくストーリー。

 

力を取り戻していくために7つの迷宮を制覇する必要があったり、序盤から戦闘シーンがあったりと少年漫画のバトルもののような展開である。

 

物語はいきなりおとぎ話調に始まる。

 

漢字が全くなくひろがなばかりの文章でいきなり心を掴まれた。

 

ひらがなで物語が語られることで、これはおとぎ話なのだと理解できる。

 

そのおかげで、後に語られる話からはかなりの時間が空いていることがすぐに理解できた。

 

もちろん序盤のつかみも面白かったが、他にも惹かれた点はある。

 

この作品を好きになったポイントの1つは、個性的なキャラクターたち。

 

側近の七欲は、それぞれキャラクターたちが個性豊かで、口調だけで誰がしゃべっているのか分かるので読みやすい。

 

だが、一番魅力的なのはやはり少女の姿をした魔王。

 

まず、魔王の口調が面白い。

 

言葉遣いは普段魔王のような威厳のある口調をしている。

 

だが、ときどき「ぶっちゃけ」とか「ぶっ放す」といった言葉を使っている。

 

ここから魔王が威厳のある性格だけでなく豪快で粗雑な部分も感じられる人間味のある性格なのだと分かる。

 

他にも、民衆の賞賛の声やお付きのメイドの存在がムズ痒く感じたり、冒険を楽しみに感じたり、意外と本来は人の上に立つような存在ではないんじゃないかな?と思わせるような気持ちや行動が現れている。

 

そういうところにも魔王なのに少女の姿だとギャップが正確に現れているので、言動のひとつひとつが非常に愛らしく感じる。

 

魔王の口調や考えはどんどん砕けて親しみやすいモノになっていくのもこの世界になれてきていることが表現されていて好きだ。

 

個人的に魔王のシーンで一番好きなのは「第16話」の人間の魔法に失望してライラに魔法を教えて貰うシーン。

 

魔王が人間に失望したときの思考がイラつきを全く隠せて無くて自分は悪くないと自分に言い訳しているのが姿相応で可愛らしい。

 

そして、戦闘シーンは作者様も力を入れているシーンなのだと分かるぐらいかなり凝っている。

 

もちろん技名など、かなり考えられている。

 

その中でも個人的に好きだったのは技の威力を表現だ。

 

技のエフェクトの説明だけで無く、どれだけ吹っ飛んだか?どれだけ地面がえぐれたか?で技の威力を表現しているので、魔王や周りの側近たちの強さが想像しやすくて非常に読みやすい。

 

後半には人間以外の生物の動きが細かく描写されているので、作者様の技量のすごさが分かる。

 

ここまで魅力を語ってきたが、まだ22話しかなくてこれからの物語の展開が非常に気になる作品なので、まだ読んでいない方々には是非読んで欲しい!

 

http://ncode.syosetu.com/n4672eu/

 

(上のリンクから読めます。)

 

続きが気になる作品なので、ブックマークも是非どうぞ。

 

ちなみに、感想をブログに載せても良い方がいたら教えて下さい。

 

では、ミナサマが面白い作品たちに出会えること祈って。

 

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「グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」で宇宙の真理を学んだので感想を!

最近、様々な本を1日1冊以上読んでいる。

 

特に小説はかなり面白いので、他の種類の本より読んでいる。

 

だっておもしろいんやもん。

 

時間を忘れてついつい読んでしまうよね。これは仕方ない。

 

というわけで、はまっている小説の中でも面白かった小説を紹介したい。

 

その題名は、グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」

 

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ジャンルはSF・ファンタジー

 

この作品の何が面白いかっていつの間にか過去にタイムスリップしてるような感覚に陥る不思議な文章。

 

現代だったはずなのに、読んでいても気付かないうちに徐々に過去へとタイムスリップしていく。

 

この感覚は作品の幻に騙されたような、文章の波に飲み込まれてしまったような不思議な感覚に陥る。

 

物語の始まりは、主人公が過去に見たツェッペリン号が本物だったのか?を検証しようとするところから始まる。

 

そもそも、グラーフ・ツェッペリンって何?

 

この「グラーフ・ツェッペリン」は当時世界一の飛行船。

 

そして、世界初の世界一周飛行を成し遂げた飛行船でもある。

 

その世界一周飛行の最中に主人公の地元の土浦に寄港したという記録がある。

 

この「グラーフ・ツェッペリン」が日本に寄港したという出来事は作中から90年も前の昔の話。

 

だが、主人公の女子高生は小学生の頃の祖母の葬式で「グラーフ・ツェッペリン」をみたという。

 

これを主人公の従兄弟である天才から送られてきたゴーグルを使って真相に迫るという展開。

 

この送られてきたゴーグルの機能が物語のキーを握っている。

 

このゴーグルで風景を見ていると様々なタグが表示される。

 

そのタグには過去の出来事や施設、風景が保存されていている。

 

そのタグを表示するとゴーグル越しに風景や出来事が表示される。

 

これだけの機能だったはずだが、徐々に不思議なことが起きていく。

 

例えば、過去の人たちに話かけることが出来たり、主人公と従兄弟の感覚が一緒になっていったり、と不思議な出来事が起こる。

 

この小説で一番盛り上がる場面はおばあちゃんと電話をする場面だと思う。

 

だが、個人的に一番好きな場面は別にある。

 

グラーフ・ツェッペリン」の追跡途中に、主人公が宇宙の真理にたどり着きかける部分だ。

 

その場面が、作者の考え方で宇宙の真理を科学的な根拠を用いて不思議と説得力のある考え方で語られている。

 

その文章を読んでいるときは、神秘的な感覚になるので一度是非読んで欲しい!

 

意外と短くて、1~2時間で読めてしまうの時間がない方にもオススメ!

 

ちなみにアマゾンプライムKINDLEだと無料で読めます。

 

では、ミナサマの日々の生活で真理を発見することを祈って。